はじめまして。webマーケティング担当のManyuです。
2014年に入社し、2017年9月から2019年4月まで第2子の出産・育児休暇を経て、先月から復職したワーキングマザーです。
復職して間もない立場から、実際にリモートワークを利用して、どんなことに戸惑いながら仕事をしているのかをお伝えします。

当社では、リモートワークの制度を利用して、出社とリモートワークを併用しながら働いているメンバーが70%以上います。働き方の多様化が認められていることで、会社全体の生産性が上がっています。
リモートワーク制度の利用率

リモートワークのイメージはというと、
通勤時間が削れて良い
集中でき、生産性が上がる
好きな時、好きな場所で仕事ができる
といった、ポジティブな面が挙げられると思います。
これらのポジティブな面も当然ながらありますが、はじめは戸惑いが多くあり、最適なスタイルを見つけるのに苦労しました。今までは「直接会って話して解決!」といった仕事の仕方をしていたので、働き方がガラっと変わりました。
この変化に自分を順応させつつ、リモートワークのメリットを賢く活用するにはどうすれば良いのか、試行錯誤した過程を綴っていきます。
コミュニケーション手段の活用
復職をしてまず驚いたのが、コミュニケーションツールが変わっていたことでした。以前は主に直接の会話か、メール、Skypeや社内メッセンジャーを利用して同僚や上司とコミュニケーションを図っていました。それが今はSlackを利用して、社内コミュニケーションを図っています。ファイルやリンクの共有だけでなく、他部署の動きまでリアルタイムに共有できて非常に便利です。その反面、顔と名前が一致せず、オフィス内でチームメンバーとの会話がある場合を除くと、実質リモートで仕事をしているのとあまり変わらないことに気づきました。
対面コミュニケーションとの違いは何か?と考えたとき、情報の少なさがあります。当然、直接話をするよりも、相手の見た目の印象や表情、仕草などの情報が、チャットコミュニケーションだと減ることになります。
このように情報量が減る中で、業務を円滑に進めるためには、コミュニケーション量を増やすことが一番効果的です。それを払拭するため、社内で頻繁に開催されるランチ会や歓迎会、お疲れさま会などのイベントは、普段直接話す機会がないメンバーとコミュニケーションを図る最良の場だと思いました。

自分のワークスタイルを理解する
上記に挙げたリモートワークのポジティブなイメージを実現するには、自分のワークスタイルをよく理解した上で、環境を整えることが重要なポイントであることがわかりました。
タイムスケジュール
1日のおおまかな時間割を24時間で書き出してみました。
▼通勤する場合

▼リモートワークの場合

【働き方】
朝は9時前出勤、17時帰宅。仕事が終わらなかったらリモートワーク
状況に応じてリモートにしてOK
【気づいたこと】
通勤・送り迎えの時間が地味に長い
自宅でリモートワークをすると、家事が頻繁に入る
会社にいる時間が短いので、結局早朝と夜間に家で仕事
中断が多く、気付くと1日中PCを見ている(ような気がしてしまう)
私の場合は、子どもが起きる前の早朝と寝静まった後がゴールデンタイムでした。自宅でリモートワークをしていると、来訪者対応や家事、雑事など、予想以上に中断が多いこともわかりました。また、子どもの帰宅後は、言い聞かせていても、当然ながら話し掛けてきたり、何かを落としたりこぼしたりと中断を余儀なくされます。それは想定済みなので、対応しながら続行していますが、集中力を保つのが難しいのが現実です。また、調子が乗らない時は無理せず、ゾーンに入ってる時に短期集中で働くと生産性が上がることにも気づきました。
こうした1日の流れがつかめてくると、自分なりの業務開始・終了のルーチンができてきて、効率よく1日を過ごせるようになります。
快適なワークスペースを見つける
自宅でリモートワークをしていると中断回数が多くなってしまうため、私はできるだけ自宅以外の場所を利用することにしました。とは言っても付きっきりで家族の看病が必要な時は出られませんが、場所が変わると気分も変わって集中力が高まります。
10分以内に自宅に戻れてWifi環境があり、比較的静かで、集中力を保ちやすい場所というのが条件です。私の場合は、マンションの共有スペースのライブラリが今のところ最適な場所になりました。快適なワークスペースが見つかると、リモートワークのメリットを最大限に活かすことができます。
そしてどこからでも働けるというのは、会社としてリモートワーク前提の業務システムを整えているからこそ実現できることです。

まとめ
結婚や出産、育児といったライフイベントを体験していく中で、改めて仕事でやりたいことを考えた時、仕事欲が湧いてくると同時に、育児や家事をしながらどうしたら働き続けられるのかという不安に駆られました。ですが、リモートワークの働き方を推奨する会社の制度があったからこそ、育児も仕事も両立できていると実感しています。
リモートワークは、いつでもどこでも仕事ができるからこそ、仕事の時間を作ったり、意識してプライベートな時間に充てたりといった時間のコントロールが必要です。慣れるのに少し時間はかかりましたが、ライフスタイルの変化に対応しやすい、リモートワークという新しい働き方を楽しみながら、会社も自分自身も成長させていきたいと思います!
今回は、正社員として働いているワーキングマザーのリモートワークの現状をご紹介しましたが、当社のクラウドソーシングサイト「Conyac」や「Quick Translate」では、フリーランスのリモートワーカーがたくさん活躍しています。ぜひご参加ください。
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Written by #Manyu
Cover Photo by Domenico Loia on Unsplash