ただ訳すだけじゃない!センス良く翻訳するための4つのポイント


Photo by pikabum via pixabay

翻訳という仕事がクラウドソーシングのおかげで気軽に行われるようになった今、翻訳者に求められるのはクオリティは言うまでもなく、スピードとセンス、つまり限られた時間内でどれだけクライアントの求めるものを仕上げられるか、だと思います。今回は自分が翻訳している上で日々気をつけていることをいくつか紹介していきたいと思います。

1. 大事なのはリサーチ力!その分野の知識がなければ通じない

「翻訳=ただ訳す」ではありません。訳している時間よりもリサーチに時間を費やすということもよくあります。自分の中で専門性がまだ磨けていないうちは、リサーチして基礎を作る段階が仕事の大半を占めるということもあるでしょう。でもここでしっかり叩き込んでおいて、少しずつ積み上げていけばよいのです。文法的に正しくても不自然な訳しかできない人は翻訳者とは言えません。

2. どこまで意訳していいの?勢いも大事

意訳というのは自己解釈で大きく振り幅があるものだと思いますが、ニュアンスや語感を正しく伝えるためには意訳が必要な時も出てきます。翻訳は細かい作業ですが、文字ばかりにとらわれず、自分で解釈して意訳するという思い切りも大切です。

よく見かけるのが、意訳に自信がないのか、やたらに訳注がついているパターン。これはクライアントとのコミュニケーションで解消できる問題です。訳はだらだら書くものではありません。

それから文法にこだわりすぎて、本来の意味や言葉のニュアンスを見失いかけているパターン。たいてい"would have~"や"could"、日本語や英語にぴったりの訳がない単語が絡むとこういうのが見受けられます。

3. 何を訳しているのかをきちんと把握し、読み手を意識する

どんな内容のものを訳しているのか、Eメール、アプリ、ウェブサイト、ニュースなど、誰向けに、何を訳しているのかをきちんと把握すること。

アプリはローカライズも兼ねるので限られた文字数で仕上げることが課題となりますし、ニュースは目を引くヘッドラインと簡潔な文体に訳すセンスが問われます。読み手を常に意識し、独りよがりな訳には決してならないこと。

4. クライアントが求めているスタイルで統一する

3とも関連しますが、クライアントの要望にちゃんと応えること。翻訳に取りかかる前に、クライアントとコミュニケーションをとって、用語集の有無やクライアントの要望を理解しておくこと。

統一感のある翻訳は綺麗です。どんなスタイルで仕上げられるか引き出しを常日頃から増やしておくと、いざ依頼が舞い込んできた時に慌てふためくことはありません。

翻訳の仕事はやっぱり魅力的

以上、他にも細かい事柄はあるものの、この4つが重要なポイントだと思います。

翻訳の仕事には完成形がなく、日々勉強ですよね。私は原文が自分の手によって訳されて世に送り出されるという責任や訳のスタイルのバランスも自分次第という翻訳者の立場にいられることにいつもワクワクドキドキしています。

これから翻訳に携わりたい方、現在お仕事を募集中の翻訳者の皆さん、ぜひこちらからConyacにバイリンガル登録して、スキル磨きを頑張っていきましょう!

Written by Chiori

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